心と身体の関係(リラックス&緊張)

*** リラックスってナニ? ***

世の中にはリラックスという言葉が多く使われていますがここで少し整理してみましょう。

「緊張」の対義語としてリラックスという言葉を使いますが、身体的には張り詰めた状態でなく力が入っていない状態ですね。

心理的には心配ごとがない穏やかな状態という事になるでしょうか。(他にも色々あるでしょうが、とりあえず・・・)

ある意味ボケーっとした状態と言えるかもしれませんが反対の意味の緊張状態も整理してみましょう。

緊張状態での心は「身の危険を感じる」「追い詰められる」、身体は「行動や反撃ができる準備ができている」とも言えます。

つまり「心の状態(危険を感じる)」と「身体の反応(行動できる、反撃する)」は心と身体の2つが連携しているモノだという事はお分かり頂けましたか?


*** 神経のメカニズム ***

ストレスがかかると心が緊張状態になり脳が自律神経を刺激します。

自律神経とは、自分の意志ではコントロールできない血圧、呼吸、脈拍、体温などの働きを調整している神経のことで、その働きは2種類あります。


1:交感神経 ・・・血圧の上昇、心拍数や呼吸数の増加、胃腸の機能低下、消化液分泌の低下

 

2:副交感神経・・・血圧の降下、心拍数や呼吸数の減少、適度の胃腸運動、消化液分泌

 

こころの緊張が高まると、交感神経が刺激され、息苦しくなったり、動悸がしたり、不安になったり、あぶら汗がでたりします。

また、筋肉が緊張すると脳を刺激して意識水準が上昇して、心理的緊張が誘発されます。

逆に心がリラックスした状態になるとこれらの症状は正常になります。

ここで言う筋肉の緊張の慢性化が”こり”と密接な関係を持っています。


*** 原因に対処しないとイタチごっこ ***

筋肉をリラックスさせると意識水準が低下し心理的リラックスが得られます。

心のリラックスと筋肉(身体)のリラックスは密接な関係があり、これは心と筋肉(身体)に同時に起こることが多くみられます。

つまり、プライベートや仕事でストレスを受けて身体がガチガチだった筋肉をほぐしても、又ストレスを受けると、元に戻ってしまう事になってしまいます。

だからこそ、心と身体両方のケアが大事なのです。

ここで言う心のケアとはストレスとの付き合い方とも言えますね。

 

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